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新生天津飯。そしてクリリン・・・

 天下一武道会はすごいよね。天津飯の精神的成長と生まれ変わりがとてもドラマチックで魅了される。主人公・悟空の心と体と技の成長っぷり描写も欠けてない。クリリンはこんなに実力伸せる奴だったのか!と知ることができた。武天老師の後進指導にはぶぁ~っと感動させられた。ヤムチャは                       ――えぇとヤムチャは… ヤムチャの………           と、とにかく! ドラゴンボールはすごい作品だなと改めて痛感。

 「先に地面に落ちたら準優勝」で決着が着いたとき、クリリンが一番に会場を駆け抜け、一般の観客たちも心動かされ、わぁわぁと二人のもとへ走りだした。笑顔の人々に囲まれて労われ、拍手喝采を浴びる天津飯に武天老師が「光の世界で生きていくのじゃ」と背中を押す。声にだす語りかけじゃなくて、アイコンタクトしながら(テレパシーで?)気持ちを伝えるところがとてもいい。涙が滲みでてくるよね(´;▽;`) 次の瞬間、涙目のクリリンが画に映ってもうね、もらい泣き。

 「ヘイ、チャンピオン! ライバルのところへ連れてってやるぜ! (ウィンク⌒☆)」 この観客のおっさんもいい味だしてる。二人の男が肩車されて盛り上がるラストシーンは、違うストーリーだがアニメ映画の走れメロスを思い出し、また観たいなと思う。DVDでてくれないんだよね。。。。

 さて、劇中時間は日暮れになって、いよいよ次のエピソードにつながる。先の展開を知っていながら再視聴すると、クリリンの言動・間のひとつひとつが切ない。アニメはそれを狙っているのかやたら丁寧にクリリンのセリフをクローズアップしている。こんちくしょう…( ´`ω´)

 レストラン前で悟空のために引き返すクリリン。急になぞの感覚に包まれ思わず呼び止める悟空。……ここの演出が惚れ惚れする。振り返ったクリリン…、呼んだ悟空…、亀仙人…、ブルマ、ランチ、ヤムチャ、ウーロン、プーアル、ウリゴミガメ、またクリリン。ひとりひとりのアップ、間、間、間。GBM一切なし。クリリンの微笑みと見送るいつもの亀ハウスメンバー。しかし呼び止めたわけはなく、亀ハウスメンバーは笑って店内へ。悟空も続こうするがなんか気になる、クリリンの後ろ姿を見てしまう。…そして不安げなサントラがインする。

 料理を目の前にして真っ先にかぶりつきたいだろうに、しかし悟空はクリリンを待つ。ここも、いつもと違う悟空の様子をもってこちら側をDBに惹きつけたままにする流れでゾクゾクする。“気”を感じる・感じないという設定はまだ確立してないし、天津飯と餃子みたいに明確な念力通信なんてできないのに、異常事態を超感覚で感じる悟空。セルゲームで悟空が嫌いになるまでは、親愛を抱く相手には全身全霊を懸ける姿は本当に好きだったなぁ…

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