≡ Sturm und Donnerschlag ≡
田の中勇さん三回忌
今日1月13日は、声優の田の中勇さんが亡くなられた日だ。満2年目になったから三回忌。近しい方々で偲ぶ会をやるんじゃないかと思う。
声優ファンの一人として、出演作品にまたふれることにより私も田の中さんを偲ぶ。
田の中さんといえば外せないのが「目玉の親父」。私はアニメゲゲゲの鬼太郎の中では1980年代版が一番好きである。声が戸田恵子、ユメコちゃんが出てきて、ねずみ男は富山敬で、OPとEDは吉幾三。人生で初めて出会った鬼太郎が私の鬼太郎だ。“初めて”のパワーはうんとでかい。
そして戸田版鬼太郎の中では劇場版第4作目の「激突!!異次元妖怪の大反乱」がTVシリーズの話数よりも好きである。
目玉の親父の存在や役割・出番はもう本当に自然で普段は意識しない。「異次元妖怪」で目立つキャラはねずみ男だ。私はフツーにカロリーヌちゃんとねずみ男ちゃんとの切ない物語に泣く。見るたびに鼻水を垂らして泣く。
親父が鬼太郎や砂かけ婆たちと一緒にいることは自然で、居ないことも自然。息子を信頼しているから別行動をとって息子の危機には居合わせて「ｷﾀﾛ～!!」と叫ぶ。こんなお父さんが欲しかった。（目玉はイヤだけどｗ）
時期は未定だが、ノイタミナ枠で放映された「墓場鬼太郎」は全巻セットでレンタルして見る予定だ。1話目2話目は本放送で観たのだが、「これは全話一気見したほうが良い」と考えて本放送は切った。もう一気見できる状況なのだからあとは行動を起こすだけ。
ビデオゲームでの田の中さんといえば、ペルソナ3とペルソナ4のイゴールだ。（無印や2でも登場しているのかな？） 田の中さん以外のイゴールは考えられない。PERSONA4 the Animation では2代目をもうけず、過去の録音セリフを流用することで田の中さんを特別出演に迎えてくれた。アニメスタッフには「ありがとう」を言いたい。
市販されているP3およびP4のドラマCDはすべて持っているので、イゴールとエリザベスのかけあいもこの機会にまた聴いて、楽しみたいと思う。