≡ Sturm und Donnerschlag ≡
プリ5映画の良かった所
■映画公式サイトにバルト9での舞台挨拶レポートがアップされた■
文章でつたえられる真面目なあいさつをまとめてくれている。会場でしか味わえないような爆笑コメントは思い出の中にある。
前回の後送:映画本編で特に良かったと感じた所は・・・(続き)にて
本編のねたばれ要注意
◎ミラクルライトの解説
まず作画の完成度がぶっとんでいた。線がぶっとく、まとまりがある。5分くらいのおまけ映像なので作画崩壊という心配はいらない。画面(カメラ)に顔をくっつけるココナッツミルクのぷにぷにホッペにニヤニヤしてしまった。
「本当に必要になるまでライトは点けない」「ミラクルライトを覗き込まない」「人の顔に当てない?」等の諸注意にて、悪い子役がぜんぶココだったことがココ&草尾ファンには堪らない。繰り返すが、DVDには特典としてこの漫才アニメを収録してほしい! 頼む!
◎ダークミント VS キュアミント
ダークプリキュアの5人には個性が与えられており、数分で決着し消滅してしまうキャラクターには惜しい存在だと思った。特に気に入った対決はミントの対決。柔らかい皆口さんボイスで言葉攻めをうけるこまちも健気で好ましかったが、胸を打たれたのはダークミントの最期。
“護りたいものがあるから挫けない”というキュアミントは、力つきたダークを抱き締めてささやく―—「ごめんなさい。あなたも護りたかった」。こまちの純真にふれることができたダークは泣いたが、私も泣けた。
◎キュアドリーム VS ダークドリーム
成田さんのシナリオに心底感心できた場面はドリーム対決のところ。ダークドリームは他のダークメンバーとは違った性格で、のぞみに放った一言目が「どうして?なぜ笑っていられるの?」。
たとえば『情け容赦ない言葉と力でキュアドリームの顔を地に付けさせ、その後逆転されて倒される』といった流れではなく、最初からのぞみの笑顔に関心をよせて、笑顔や元気の素を知りたがった。
のぞみの答えを聞き、そんなものは自分には無いと哀しみの涙をながした。西村さんらしいツンデレボイスも手伝って、ダークドリームはとても可愛くみえる。ほかの4人がそれぞれのダークを負かして結晶に還したのに対し、のぞみはダークちゃんをそのまま連れてもどってきた。「新しい友達だよ〜」といって。私はこういう決着のしかたがくるとは予想外でとても新鮮な刺激をもらった。(敵から理解を得られても、力勝負は避けられず結果相手を倒すことになる、と思っていた)
◎さりげなくナツこま
物語の導入部でプリンセスランドというテーマパークへ出かけるわけだが、のぞみとココはペアができあがっており他のメンバーが入る隙間が無い感じ。テレビではほぼ並列に描かれるナツこまだが、見える画ぜんぶでべたべたしている事はなく、こちらはリラックスして観れた。
オープニングの終わり部分(ドレスアップした入場客がカップルで歩く場面)ではますます“りん”と“うらら”が可哀想になってきた。“かれん”にはミルクが付いてまだ救われているが、残りの2人にもそろそろ相方をつくってほしい。(!Σ( ̄□ ̄;) りんにはテレビで幽霊とのロマンスがあったが……もう相方描写おわってる?)
◎ココとのぞみの絆の強さ
のぞみに対するココの認識、ココに対するのぞみの認識は当人同士にしか解らない細かいことで構成されていて、ああもうお腹いっぱいという気持ちだ。とくに“のぞみ”が云う「ココは呼んだら必ずこっちに顔をむけてくれる」法則はとってものろけだな…と感じた。テレビシリーズを見直してはいないが、本当にココはそうやっているとしたら凄い。
そんなに気持ちが通じ合ってるなら、お別れするときが楽しみだ。酷な期待だが視聴者としてはとびきりの作画でとびきりのエンターテインメントを観たいと思う。