≡ Sturm und Donnerschlag ≡
お疲れ様です(ーー;)
好きな小説のひとつに恒川光太郎の「風の古道」を挙げている。この短編を原作としたオリジナル?コミックがヤングサンデーで連載中なのだが、同誌は先日休刊することが決まった。私は「まつろはぬもの」のコミックス読者だ。最新のストーリーがどうなっているか知らない。ぶっちゃけると掲載作品の中で浮いちゃってる妖怪マンガで、購読者にはあまり支持されてないのではと思う。だから、別媒体に移ってまで描き続けることは難しい気がする。
この漫画家さんは「まつろ」の前に、原作のコミカライズもおなじ雑誌で発表している。それを知ったのは3月か4月のこと。単行本になってないので先月、国会図書館で雑誌を借りて読んだ。異世界のビジュアル化がしっかりされており、小説の良さを消している部分はあるが逆に好感をもてる表現に変化している部分もあってなかなか良かった。コミックスがいつかでたら早速購入したい。特にレンがかばんを道の外に渡そうとする際の表現が気に入った。小説では出入口からかばんをほうり投げたが、マンガでは出会った犬神?にあずけて交番に届けてもらった。犬神は黒い野良犬の姿で交番に届けて、そのわんこの可愛さったらこの上ない。(*^o^*)b
このシリーズは古本で集めればいいやと考えていたが、来月の第3巻は新品を買おうかな? 中古品で第1巻だけ持っている。連載誌は休刊へのカウントダウンが始まっているから売り上げに貢献しないと、なんか申し訳ない。漫画家の運営サイトもチェックするようになったが、最近の更新分を読んでびっくりした。まつろのレンと古道のレンは別人なんだって?! 蘇芳というオリジナルキャラはいるがレンまでオリジナルだったとは聞いてないよ〜。作中(第1巻)でそんな説明なかったけど……。
国会図書館でメモってきた『風の古道(全5回)』掲載巻・号は下記の通り。複写サービスを利用するときは○巻○号の管理番号をつかって申請する。
風の古道(1)ヤングサンデー2006年43号=20巻41号、p.79〜112(34ページ)
風の古道(2)ヤングサンデー2006年44号=20巻42号、p.125〜148(24ページ)
風の古道(3)ヤングサンデー2006年45号=20巻43号、p.181〜198(18ページ)
風の古道(4)ヤングサンデー2006年46号=20巻44号、p.269〜288(20ページ)
風の古道(5)ヤングサンデー2006年47号=20巻45号、p.257〜280(24ページ)
[E:dog] 20巻45号には恒川さんとネモトさんの対談つき。p.281〜283(3ページ)