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SUCKER PUNCH(エンジェルウォーズ)の感想(2)
☆前回投稿「映画SUCKER PUNCH(エンジェルウォーズ)感想(1)」のつづき。
ここでは本編についてさらに、、広報動画についてちょい、購入したグッズについて色々触れたい。長文になってしまった・・・・シーンの詳細なバラシはないと思うが、未視聴の人に遠慮していないのでご注意よろしく!
本編&広報動画について
●敵のデザインで一番気に入ったのは、鎧武者!
映画を観る上で土台となるポイントをズバリ書いてしまおう。物語を動かす女性・ベイビードールの現実は、精神病院に入院させられる世界。そこから娼館に舞台転換したら、それが第1の空想世界。第1空想世界のなかで、さらにベイビーが逃避する世界がある(第2空想世界)。
第2空想世界は4種類、映画館で観ることができる。“仲間を増やして協力しあい、アイテムを集めよ”――ここが単純明快、ビデオゲームっぽくて私は好きだ。
第2空想世界のそれぞれをフィーチャーしたアニメーションが広報の一環として公式YouTubeにアップロードされている。映画登場順に、日本語版動画を貼ってみる。(英語版はこのアカウント。日本語版のナレーターは中井和哉さん)
私はうえに書いたとおり、1つ目の動画で取り上げられている鎧武者が気に入った![E:heart04] 映画プログラム裏表紙にもなっている、ガトリングガンをぶっ放す奴!![E:happy02]
雪の中そびえる寺院(?)にてベイビードールが預言をうける世界。はじまりの世界のモチーフが日本なのがくすぐったい嬉しさ。プログラムの監督インタビューからも窺えるように、日本発の創作物が大きく影響しているもよう。
●作品の総評は映像の緩急で上下しそう
第2空想世界はカタナありナイフあり銃器あり戦闘機あり戦闘メカあり。少数精鋭VS敵の大軍の戦闘アクションを、CGとVFXで緩急つけて魅せてくれる。
ベイビードールとともに計4回トリップするため、その分スローモーションで撃ったり斬ったり飛ばされたりするシーンをくりかえし目にすることになる。トリップ先の“設定”は重複していないから画面はバリエーションに富んでいると思うけれど、人によってはこの辺り(踊る→トリップ→ファンタスティック戦闘→作戦クリアの流れ)が「またか…」と感じるかもしれない。
あくまで私の印象。私はいずれの世界の敵も興味そそられたし、劇中現実といえばよいのか《娼館にいる彼女たち》のストーリーはちゃんと進行してとても胸を打つ展開が見られるから私はずっと楽しかった。
●胸が傷んだのは赤ちゃんドラゴン作戦
敵そのものは鎧武者が好きだが第2空想世界の設定と雰囲気に関しては3番目トリップ先が好みだ。映像技術の進歩ってすごいねえ~~購入するビデオソフトは絶対ブルーレイ版だな!と感じた。揺り篭(?)で眠っている赤ちゃんドラゴン。動作が可愛らしかったが思い入れはストーップ! 作戦内容が・・・・だからだ。ヨヨヨヨヨ…[E:weep]
購入グッズについて
私が買い集めた物は、プログラム、ピストルストラップ、公式ガイドブックそしてサントラCD。
■紙資料(プログラム)
映画館プログラムは700円、横長タイプ。長辺はA4判とおなじ長さ。プログラムの表紙にあの邦題(エンジェルウォーズ)ロゴがででーん!と印刷されていたらチョット嫌だなと思っていた。しかし、空気読んでくれたのか原題ロゴとメインの娘さんたちのみ。良かった( ´∀`) 裏表紙はベイビードールとガトリング鎧武者の対峙シーンのイラスト(写真?イラストだよね??)で満足ーヘ(゚∀゚ヘ)
内容はというと、プログラムでよくあるレベル。メイン中のメインキャストと監督のカンタンなQ&A、あらすじ、映画や監督に対するコメンテーターの解説など。
個人的に女性陣だけでなく賢者役とブルー役の俳優のコメントも欲しかった。エンディングソングを歌うゴルスキー役の人とブルー役の人に、デュエットで歌を担当したエピソードを尋ねてくれてないのが不満……。
■紙資料(オフィシャルガイドブック)
紙資料のもう一方・ガイドブックは3500円というしっかりとした定価である。プログラムみたいに横長タイプだが長辺も短辺もサイズが異なっていてセットで収納はしにくい。まあどっちもA4判変型かな。
アマゾンでポチるまでだいぶ迷った。amazon.co.ukとamazon.comで英語版のガイドブックを調べたら、どちらも出版社在庫はなくマーケットプレイス出品者が定価以上で販売している状況であった。つ、ま、り…日本のアマゾンでもいずれそうなるの?!と懸念してエイヤッとカートに入れて購入。
アマゾンレビューで気になった「紙がペラペラで破れそう」について。確かに瞬間的に「あわわっん((゚゚дд゚゚ ))!!」と扱いにくいことがある。横長タイプの製本に柔らかい紙質がついて行けてない。ページを挟む板は丈夫。
巻頭/巻末付近のページをめくっているとなんか背表紙から音が[E:coldsweats01]! 大丈夫かいな(;;;´Д`)…… 本を大きく開かないよう両手に持ってだと、1ページ1ページがスムースにめくれない。ページが柔らかいからパャララ!っと数ページ固まって行ってしまう。かと言って本をテーブルに置いて、完全に開ききって読むのもアブナイ。ページはめくりやすいと思うが、ある日ページだけがポロ~とちぎれてしまう気がする。ちょっと注意が必要な感じだ。
中身はビジュアルファンブック。登場人物のデザインイラスト準備稿・初稿・二稿・決定稿から女優の扮装写真、ポスター、本編のスクリーンショット。敵デザインイラスト、舞台背景や世界風景の美術イラスト、ベイビードールの武器(日本刀とピストル)の緻密な意匠の詳細など。文字は少なくイラストと写真がほとんど。
スナイダー監督やアートディレクターによる解説文はとくにない。“視覚効果面からSUCKER PUNCH(エンジェルウォーズ)を感じたり理解したりするための一助になる資料集”かな? 世界観設定や敵のデザイン、日本刀・ピストルの詳細が気になった私としてはおおむね満足だ。
■サントラCD
US輸入盤をアマゾンで購入。約1400円。デジパック仕様。9曲入り。リーフレットに歌詞の記載なし。トレイからCDが外しにくいっ!!! ディスク割ってしまいそうだったワ…。公式YouTubeにて全9トラック、フルサイズ視聴可能。太っ腹だね!
私はビョークの歌やエンディングに始まる歌が気に入ったためCDで持っておくことにした。既存の歌を集めてサッカーパンチリミックスが施されており、エンディング歌である「Love is Drug」の女性の巻き舌がかっちょいい!
■ベイビードールのピストルチャームストラップ
このグッズはかなり売れていると思う。初めて映画を見終わって、映画館のショップに行ったらコレだけが品切れであった。グッズメーカーの通販を利用するしか入手する手段は無いかな?と覚悟しつつ再び映画館を訪れると、ありがたい事に再入荷されており、そこで購入することが出来た!o(*^▽^*)o
発見した日は手持ちがなかったので翌日の夜、買いに行った。すると陳列棚にはピストルチャームは1コしかなくて、ちょっと焦った。(その後店員が奥からストックを出して店頭補充はしていた)となりのウサギキーカバーやもう1種類あるストラップは豊富に陳列されているのに。ピストルチャームタイプだけ減りが早い気がする。この5つの飾りが不気味さとキュートさを併せ持っていて、リボン着けたドクロとか、映画を知らない人でも惹かれそうなデザインだと思う。
その他グッズについて
フルービーはクリアファイルやストラップといった小物を販売中。ほかにコレクションアイテムとして1/4スタチューがある。※リンク先:フィギュアショップのサッカーパンチ検索結果ページ※
スタチューの価格は2万円台以上。すごく高くて手が出せないのだけれど、きっとその分精巧によく出来た一品なんだろうと思う。生で見てみたいなあ。
ベイビードールのフィギュアは2種類あって通常版と【日本限定版】があるもよう。通常より更に値段設定が高くなっているが、右手に日本刀・左手に鞘を持つ通常版に対し、日本版の左手にはピストルを持たせている。で500個限定生産、うち国内流通分に400、アメリカ流通分に100。日本が優遇されておりマス゜.+:。(*´v`*)゜.+:。
ほとんどのネット通販はすでに予約が終了しており入手はちょっと難しいみたい。転売屋じゃなく、純粋にフィギュアを手に入れたい人に品物が行き渡るといいねえ。