≡ Sturm und Donnerschlag ≡
面接で家族構成を質問された
ただいま求職中の身で、昨日は面接をうけた。重い尻をやっとあげて、応募書類をたずさえて1年半ぶりの面接に赴いた。
ブログに投稿しようと思ったのは、面接のなかで家族構成について訊かれたからだ。採用側はどんな意図があろうとこんな事を尋ねてはダメなのである。なのに、私はうっかり素直に回答してしまった。質問をうまくかわしてみる練習のチャンスだったのになあ。
質問の問題点に気づいてからしばらく後、面接前に書かされた紙ペラ(社用紙)にも「酒/たばこは呑むか?」という問いがあった事を思いだした。これも問題があるような気がすると感じてさっと調べたところ、やはりこちらも選考工程において聞き出す事柄ではないようだ。
とあるサイトのここやここでは、明らかにかわしたほうが良い質問にも丁寧な返答をするようにと助言しているが、2007年の今日日プライバシーに関わる質問に対してかんたんに口を開いてはいけないと思う。それが一次選考の面接・筆記試験ならなおさらだ。「恋人はいますか?」の解説ではセクハラでもなんでもないと書いてあるが、これは絶対に違法で選考を逸脱しすぎている。答えるどころか拒否すべき質問だ。
上記のようなサイトを信じて、訊かれた事になんでも教えてしまう姿勢もいけないと私は思っている。企業が仕掛ける罠(落とし穴)質問である可能性を秘めているからだ。圧迫面接の意地悪質問と同じように、お上から指導されているタブー質問をあえてぶつけることで、応募者の危機回避能力や情報収集能力を計る考えがあるかもしれない。容易に個人の機密を漏らしてしまうのか? 採用側にもやってはいけない事があるという情報を勉強しているか? なんてね。注意はしたほうがいいけど、これはずいぶんな深読みであるから、いらぬ心配なのかも。
まあ私は、労働局のガイドラインや法律に抵触する質問がでたら「それにつきましては入社後おいおいお話しいたします」とか「この質問は選考と関係があるのでしょうか? …問題ないようでしたら次の質問をお願いいたします」とかニッコリ微笑んで柔らかく切り返したい。「本当に結果には影響しないよ!」と言われても答えたくないネ(今回は話しちゃったけど)。それでも“この企業とはもうすぐ家族/親友同等のつきあいになりそう”と感じたら、少しずつ個人的な情報を教えていくとベターだと思う。
うーむ採用試験って難しくて疲れるなあ。意地の悪い質問をうけても一瞬のためらいや懸念をせず(あるいは躊躇しても悟らせず)に返答をしなくてはならない。働くことは確信犯的にガンガンドンドン前進することなのかも。
■参考サイト■(別窓で開く)
大阪労働局:公正な採用選考のお願い
レイバーネット:労働組合歴の有無を質問する「違法面接」
東京労働局:公正な採用選考をめざして(採用側向け資料)
応募者に責任がない事柄に関する質問
- 家族構成
- 親きょうだいの学歴・職業・収入・病歴
- 本人や親の出生地
- 実家と近辺の様子や雰囲気
- 持ち家か借家か
- 住居近辺の略図を書かせる
- 戸籍謄(抄)本を要求する
応募者の自由であるべき事柄に関する質問
- 尊敬する人
- 愛読書
- どこの新聞を読むのか
- モットーにしている言葉
- 労働組合/学生運動
- 本人や家族の宗教
- 支持する政党や政治家
- 自分の生き方
- 将来の夢や理想像
- 趣味・嗜好品
男女雇用機会均等法に触れる質問
- 結婚・出産の予定
- 何歳まで働けるか
- 交際相手の有無
風と木の詩を読んでみた
いま「地球へ…」のリメイクアニメが放送中だ。その影響で原作をウィキペディアで調べたところ、原作者は「テラへ」と「風木」の2作品をもって『小学館漫画賞』を受賞していることを知った。風木のことは全く知らなかったため、どんな作品か興味がわいた。
居住区の区立図書館に風木の文庫版が全巻所蔵されていたので、全10巻をまとめて借り、読み終わった。かかった日数は4日……興味があって借りた割に読破まで時間がかかった。
第1巻の最初の見開きから驚きが連発した。これは他人の目が多い場所で読んではいけないと思った。もともと自分は男同士のまぐわいが苦手であるうえ、風木は“少年愛”要素が多く含まれていて、あの内容自体に関心があったわけではない私は、1巻の時点で気分が悪くなってしまった。先の巻になかなか手が伸びず、読破は諦めようかとも思った。
脂汗をかきながら2巻の後半まで進んだとき、ちょっと気を引かれるエピソードが始まり、私のページをめくるスピードに調子がでてきた。そこから魔性少年ジルベールの生い立ち編に突入したのだ。読書を続行した結果、そのエピソードでもさらなる嘔吐感に襲われるのだが、あんなにイミフメイな少年の人格形成環境を垣間みることができた。
ジルベールにつづいてセルジュの過去編が始まった。セルジュの出生と成長にも波瀾万丈はあったが、ジルベールと比べたらとても健康的な育ち方でだいぶん私の精神を休ませてくれた。
セルジュの過去が終わってからは、風木の雰囲気になんとかついていけたのでそのまま5巻6巻を読みにいけた。巻数は半分を越えて、私は「ここまで拡げたフロシキのたたみかた(完結のしかた)を見たい」と思い、少し読むスピードを上げて一晩に10巻まで駆け抜けた。
セルジュとジルベールの仲について、物語の収拾方法としては残念なかたちだなと思った。長編作品によくあることだ。生まれた人間に決して欠けることはない≪生と死≫を用いて風木を終わらせたことは安直だったと思う。(赤ちゃんと僕でも感じたことだ)風木の連載当時、リアルタイムで私が読者だったら、ここまで作品についてきたのにこんなお終いはないよ!と落胆したかもしれない。
全編とおして思ったことは、サブキャラのカールをもっと活かしてほしかった事、山場でセルジュとジルベールの仲ができあがった際、二人の心境がよく理解できなかった事。まあ、これは図書館でタダで読めて良かったよ。
杉並区立図書館は、マンガであっても文化史・漫画史に大きく名を残した作品はだいたい所蔵してある。検索したら読んでみたいマンガがぽろぽろ出てきたから今年は図書館をよく使わせてもらおう。(大和和紀や萩尾望都、武内直子は納得できるが、最近のまんがラブ☆コンが図書館に入っている。文化的価値があるとは思えないが)
SLにログインもうダメッポ
うちのiMacのスペックではSLは楽しめない。もうどうでもいいやって気持ちになった。
SLを始めた日の夜、高層ビルの一室に閉じ込められた。ネオクーロンは未オープンだったから知らない土地をぶらぶらと飛行していた。画面は真っ青な海面ばかりだったので前進キーを押下しつづけたが、実は アバターはずっとビルに頭をぶつけていたのだ。しばらくして風景のロードが追いつき、ビルに気づいた私は建物から離れようと操作した。するとガラスをすり ぬけビル内に入ってしまった。そのビルは飾り物らしく出口がない。不安で焦る中よく理解していないテレポートをやる羽目になった。
正面から30度分の方角にアバターが向くだけで数十秒かかる。曲がり角で3歩進んだ時にはカベを通り抜け、すぐ自動修正措置?が働いてカベの手前と向こう側を行ったり来たりし(その間操作不能)、次に静止するまで1分から2分それ以上の時間を待たされる。
テレポートの前後にソフトがハングアップして予期せぬ終了を迎えた事も何度かある。KOWLOON SIM に散らばっているらしいエビやらアイテムやらを集めたり路地を探索したりする準備もできない。
SLのためにハイスペックマシンを購入するなんてバカらしい事だし、いつか2台目を購入するときにはSLは廃れているだろう。極めつけは欧米向けのアバターに私が愛着をもてないこと。日本のアニメで育ったから、本場仕様のあのような容貌には気持ち悪さを抱いてしまう。リアル描写でも日本人が描いてくれればまだ順応できるのに…。
もうやれないや、ごめん。SLをやめるならSNSも辞めた方がよろしいかな?
幻の大地をまたそのうち遊べる!
リンク: ITmedia +D Games:ドラゴンクエスト“天空”シリーズ3部作、ニンテンドーDSで発売決定.
私はドラクエ6しか遊んだことが無い。唯一遊べたタイトルだというのに全クリできなかった思い出がある。1997年はいろいろあった。
うちのきょうだいが友人からDQ6のカセットを借りてきたのが始まり。世の中はプレイステーションとかセガサターンとかのいわゆる新しい据え置き機時代に入っており、返却期限のとりきめはなく貸してくれたようだった。
やがて借りた本人より遅れて私も遊べる流れになり、初めてのDQということで当時高校生だった私は、試験休み等利用して借りた人よりもたくさんプレイしまくった。(借りた本人は小学生)
全クリできなかったのは冒険の書がふっとんだから。憶えている回数は3度(実際はもう少し多かったかも)。カセットの中には3つのセーブファイルを作れるが、(1)には貸してくれたきょうだいの友人の、(2)には私のきょうだいの、(3)に私のデータが収まっていた。それが最終的には他人のデータまで消えてしまう事態となり、その時は本当に肝を冷やした。
データ吹っ飛び1回目はプレイ中にセーブをした時に起こった。画面が硬直し、リセットするしかない羽目になった。直前にセーブした所からやり直そうとリセットしたら(3)のデータが亡くなっていた。
吹っ飛び2回目はたぶんペナルティのため消したと記憶している。(1)や(2)のデータがどこまで進んだのか興味があってデータを操っていたら、何をしたのか(2)のデータを消してしまったのだ。きょうだいには謝り、罰として自分もデータを消した(と思う)。
そしてとどめの吹っ飛び3回目は起こってしまった。「狭間の世界」という終盤のステージにたどり着き、自分で次の攻略場所を探しながらラスボスのダンジョンまであと少しの順調な旅だったのに…。狭間の世界をいったん出るためルーラで目的地を選ぶ必要があったから、私は一番最初の村(夢世界における故郷)に帰ることにした。
「もうどれくらい行ってなかったかな。村人は相変わらずだけど自分の家で泊まることにしよう」と軽い気持ちで選択肢を選んでルーラを使った。画面は暗転し、ワールドマップの音楽が聴こえてきた。そして大陸に立つ絵面が見えて……こなかった。
思いがけない場所の選択でロードに時間がかかるのかと画面が変わることを信じて待ったがムダだった。泣く泣くリセットボタンを押しゲームトップに戻ると、データは3つ全て消え去っており画面にはたった一行『▶ぼうけんのしょをつくる』の文字列。カセットの内蔵電池はきれかかっている事は知っていたが、他人のデータまで消してしまいそれからFC、SFCのカセットにデータを残すゲームが嫌いになった。
話しが長くなったが、そのうちDSでDQ4/5/6が発売されると知った。DSもカセット自体にデータを残すゲームだが昔よりは丈夫になっているし、GBゲームにおいて現在までデータが消えた事はなかいし、今度こそ幻の大地の全クリを目指せそうだ。幻の大地は初の移植(リメイク)だから楽しみだ。
外が騒がしい
激しい雷雨がやんでも、役所からの広域アナウンスが喧しい。川の増水について防災警報とか選挙について投票呼びかけとか。立て続けにブーブー言わないでよ、コイルやテラへ、プリ5を集中して見れないじゃないか。
ところでニコ動にギアス2425が次々アップされていた。夜明け前の時刻だというのに再生数が半端じゃない。東京での放送は月曜の深々夜だから、自分も先に見られるけど……ニコで見るのはやめておこうか。(テレビの録画予約まだしてないや)
