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あえいうえおあお

 口にするとうまく言えない言葉がある。『存在感』『問題外』といった「○ん○い××」の音で構成された3文字がそれだ。世間では別に問題なく言える言葉なのに…。そんざい・もんだいの2字なら大丈夫。しかし×ん・×いがプラスされるとなんか舌が廻らなくなる。

 「そんざんかん」とか「もんだいがん」とか同様にうまく言えない人って居ないのかなあ。

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訃報、そして想うこと。

 アニメーターの逢坂 浩司さんが9月24日に亡くなったと知りました。一アニメファンとして、好きなアニメにGガンダムを1、2番目に挙げる者として、心からお悔やみ申し上げます。

 たまたま名前を目にしなくなったけど、創作活動は続いているんだろうと思っていたのに、今年に入って療養中だったからとは。アニメ業界は生きる人の命をちぢめる世界なのでしょうか。以前、近藤喜文さんの夭折ニュースには子供ながら衝撃をうけたことがあります。逢坂さんは制作会社の取締役を務めて、企業としての損益を考える立場など苦労されたのかなと思いました。

 ………………。

 死因は癌らしく、そう耳にすると自分は喫煙、飲酒のことを連想してしまいますね。逢坂さんの姿を初めて見たのは2002年に購入したGガンダムのDVDボックスです。封入されている解説冊子にインタビューが掲載されており、添えてある写真は逢坂さんの発煙姿でした。たばこをおしゃぶりしながらカメラに写るほどのヤニ中毒という印象をもっています。

 嗜好品をがんがん摂取しても長生きする例はたくさんあるし、たばこの害は「…と云われている」くらいの曖昧な言及に留まっていますが、それでも私は…死を早める役目をたばこはしっかり発揮している魔物と決めており、考えは未来永劫変わりません。

 大変な苦労をつづけて働いているならば、なおさら自重して心身を大切にしなくてはいけないでしょう。よく返される言葉が『ストレスを解消してくれる』ですがそれは違んじゃないですか。アルコール、ニコチン、カフェイン等の物質は、摂取時だけ脳や肉体をマヒさせてあたかも体調を好くしてくれた風に錯覚させます。数分、数時間の現実逃避にしかなりません。解消なんて嘘っぱちですよ。

 こういう機会に言いたいことは、“物を燃やしてその煙を吸う”生き物としてその行為のバカバカしさを冷静に見つめて、皆には早く発煙から手を引いてもらいたいです。

ミュージカル『ガラスの仮面』だって

リンク: 蜷川幸雄演出 音楽劇『ガラスの仮面』(美内すずえ原作)オーディション:詳細情報.



 蜷川幸雄の良し悪しは知らないんだが、オーディションの結果や共演者の顔ぶれに注目しておきたい。良さげだったら観に行きたい。この劇場はまったく知らない土地だから、いろいろ心配はあるけど…。



 音楽劇というのはミュージカルと理解してよいのだろうか。応募要件に『歌唱力』があるから唄うんだよね。原作はセリフ劇ばかりなのに、あえて音楽劇で舞台化する点も興味深い。



 「蜷川さんの指導は厳しい」と内野聖陽さんは話していたから、この人のオーディションで選ばれた人材によるお芝居なら期待する! いつだったか、某娘と宝塚と手塚版権者がリボンの騎士を遊び道具に使った愚かな過去の繰り返しにはならないだろう。

面接で家族構成を質問された

 ただいま求職中の身で、昨日は面接をうけた。重い尻をやっとあげて、応募書類をたずさえて1年半ぶりの面接に赴いた。

 ブログに投稿しようと思ったのは、面接のなかで家族構成について訊かれたからだ。採用側はどんな意図があろうとこんな事を尋ねてはダメなのである。なのに、私はうっかり素直に回答してしまった。質問をうまくかわしてみる練習のチャンスだったのになあ。

 質問の問題点に気づいてからしばらく後、面接前に書かされた紙ペラ(社用紙)にも「酒/たばこは呑むか?」という問いがあった事を思いだした。これも問題があるような気がすると感じてさっと調べたところ、やはりこちらも選考工程において聞き出す事柄ではないようだ。

 とあるサイトのここここでは、明らかにかわしたほうが良い質問にも丁寧な返答をするようにと助言しているが、2007年の今日日プライバシーに関わる質問に対してかんたんに口を開いてはいけないと思う。それが一次選考の面接・筆記試験ならなおさらだ。「恋人はいますか?」の解説ではセクハラでもなんでもないと書いてあるが、これは絶対に違法で選考を逸脱しすぎている。答えるどころか拒否すべき質問だ。

 上記のようなサイトを信じて、訊かれた事になんでも教えてしまう姿勢もいけないと私は思っている。企業が仕掛ける罠(落とし穴)質問である可能性を秘めているからだ。圧迫面接の意地悪質問と同じように、お上から指導されているタブー質問をあえてぶつけることで、応募者の危機回避能力や情報収集能力を計る考えがあるかもしれない。容易に個人の機密を漏らしてしまうのか?  採用側にもやってはいけない事があるという情報を勉強しているか?  なんてね。注意はしたほうがいいけど、これはずいぶんな深読みであるから、いらぬ心配なのかも。

 まあ私は、労働局のガイドラインや法律に抵触する質問がでたら「それにつきましては入社後おいおいお話しいたします」とか「この質問は選考と関係があるのでしょうか? …問題ないようでしたら次の質問をお願いいたします」とかニッコリ微笑んで柔らかく切り返したい。「本当に結果には影響しないよ!」と言われても答えたくないネ(今回は話しちゃったけど)。それでも“この企業とはもうすぐ家族/親友同等のつきあいになりそう”と感じたら、少しずつ個人的な情報を教えていくとベターだと思う。

 うーむ採用試験って難しくて疲れるなあ。意地の悪い質問をうけても一瞬のためらいや懸念をせず(あるいは躊躇しても悟らせず)に返答をしなくてはならない。働くことは確信犯的にガンガンドンドン前進することなのかも。

■参考サイト■(別窓で開く)
 大阪労働局:公正な採用選考のお願い
 レイバーネット:労働組合歴の有無を質問する「違法面接」
 東京労働局:公正な採用選考をめざして(採用側向け資料)

応募者に責任がない事柄に関する質問

  • 家族構成
  • 親きょうだいの学歴・職業・収入・病歴
  • 本人や親の出生地
  • 実家と近辺の様子や雰囲気
  • 持ち家か借家か
  • 住居近辺の略図を書かせる
  • 戸籍謄(抄)本を要求する

応募者の自由であるべき事柄に関する質問

  • 尊敬する人
  • 愛読書
  • どこの新聞を読むのか
  • モットーにしている言葉
  • 労働組合/学生運動
  • 本人や家族の宗教
  • 支持する政党や政治家
  • 自分の生き方
  • 将来の夢や理想像
  • 趣味・嗜好品

男女雇用機会均等法に触れる質問

  • 結婚・出産の予定
  • 何歳まで働けるか
  • 交際相手の有無
などなど。

風と木の詩を読んでみた

 いま「地球へ…」のリメイクアニメが放送中だ。その影響で原作をウィキペディアで調べたところ、原作者は「テラへ」と「風木」の2作品をもって『小学館漫画賞』を受賞していることを知った。風木のことは全く知らなかったため、どんな作品か興味がわいた。

 居住区の区立図書館に風木の文庫版が全巻所蔵されていたので、全10巻をまとめて借り、読み終わった。かかった日数は4日……興味があって借りた割に読破まで時間がかかった。

 第1巻の最初の見開きから驚きが連発した。これは他人の目が多い場所で読んではいけないと思った。もともと自分は男同士のまぐわいが苦手であるうえ、風木は“少年愛”要素が多く含まれていて、あの内容自体に関心があったわけではない私は、1巻の時点で気分が悪くなってしまった。先の巻になかなか手が伸びず、読破は諦めようかとも思った。

 脂汗をかきながら2巻の後半まで進んだとき、ちょっと気を引かれるエピソードが始まり、私のページをめくるスピードに調子がでてきた。そこから魔性少年ジルベールの生い立ち編に突入したのだ。読書を続行した結果、そのエピソードでもさらなる嘔吐感に襲われるのだが、あんなにイミフメイな少年の人格形成環境を垣間みることができた。

 ジルベールにつづいてセルジュの過去編が始まった。セルジュの出生と成長にも波瀾万丈はあったが、ジルベールと比べたらとても健康的な育ち方でだいぶん私の精神を休ませてくれた。

 セルジュの過去が終わってからは、風木の雰囲気になんとかついていけたのでそのまま5巻6巻を読みにいけた。巻数は半分を越えて、私は「ここまで拡げたフロシキのたたみかた(完結のしかた)を見たい」と思い、少し読むスピードを上げて一晩に10巻まで駆け抜けた。

 セルジュとジルベールの仲について、物語の収拾方法としては残念なかたちだなと思った。長編作品によくあることだ。生まれた人間に決して欠けることはない≪生と死≫を用いて風木を終わらせたことは安直だったと思う。(赤ちゃんと僕でも感じたことだ)風木の連載当時、リアルタイムで私が読者だったら、ここまで作品についてきたのにこんなお終いはないよ!と落胆したかもしれない。

 全編とおして思ったことは、サブキャラのカールをもっと活かしてほしかった事、山場でセルジュとジルベールの仲ができあがった際、二人の心境がよく理解できなかった事。まあ、これは図書館でタダで読めて良かったよ。

 杉並区立図書館は、マンガであっても文化史・漫画史に大きく名を残した作品はだいたい所蔵してある。検索したら読んでみたいマンガがぽろぽろ出てきたから今年は図書館をよく使わせてもらおう。(大和和紀や萩尾望都、武内直子は納得できるが、最近のまんがラブ☆コンが図書館に入っている。文化的価値があるとは思えないが)

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